目が覚めるとベッドの上でした。 側にはミューヌさんが居て、私の体を気にかけてくれました。 大御霊祭りで倒れた私を、宿まで運んでくれたそうです。 「ここのところ事件に次ぐ事件で、疲れていたのかもしれない」 ミューヌさんはそう言いながらも、私をじ…
またあの、不思議な現象です。 突然誰かの頭の中に放り込まれるような。 干渉はできず、だけども鮮明に、今起きていることのようにリアルな映像が流れます。 これは過去の記憶なのだと、確信に近い気持ちでそれを見ていました。 今見えているのは、カヌ・エ…
祭りはたくさんの人でにぎわっていました。 主役だなどと言われて緊張しましたが、仮面をつけてカヌ・エ様と歩くだけなので心配はいらなかったです。 街の人たちが皆楽しそうにしているのを見るのは嬉しいですし、こっそりモーグリまで見に来ていました。 本…
一連の出来事の報告に神勇隊の司令部を訪れていると、カヌ・エ・センナ様が現れ、隊士たちがざわめきました。 グリダニアでは角尊(つのみこと)と呼ばれる、精霊と言葉を交わせる人達が稀に生まれ、その中から幻術皇が選ばれる。 幻術皇は森の大精霊の声を…
危惧していた通り、長老の木にイクサル族は現れましたが、神勇隊と鬼哭隊とともに迎え撃ち、無事に追い払うことができました。 ルクロさんの情報のおかげですね! ほっと胸をなでおろしたところに、怪しい術士が現れたのです。 「なるほど、それが力の理由か…
バノック練兵所の近くのベントブランチのキャンプには、ベントブランチ牧場があります。 チョコボの育成と繁殖を行っている牧場です。 入口に掲げている大きなバルーンのシンボルマークには、私が何度か見かけた不思議なものの姿が。 彼らは、モーグリという…
それはまるで2人の記憶を覗き見ているようでした。 イダとパパリモが、黒衣森の調査をしているらしき姿。 イクサル族の動向を見たり、エーテルの流れを追ったりと。 2人の会話の中には、度々『蛮神(ばんしん)』という単語が出てきます。 一体何の話をし…
再生の根株から数日。 いつものようにバノック練兵所に挨拶に行くと、ガルフリッドさんが何やら慌てていました。 ウォーレン牢獄に巨大な影が現れ、儀式を行っていた道士と鬼哭隊が襲われたというのです。 しかし別の場所でイクサル族も暴れだし、神勇隊も対…
目が覚めると、辺りは見慣れた森の風景。 私は再生の根株の側で横たわっていました。 ゆっくり体を起こした私に気付き、2人組の男性が大丈夫かい?と声を掛けました。 エーテル酔いで倒れたと思われたようです。 戦いが終わった後には、イクサル族の兵士が…
光る石に近づくと、それはふわりと浮いて、強く輝きだしました。 強烈な白い光に視界を奪われ、次の瞬間には私は不思議な空間に立っているのでした。 足元には大きな魔方陣。 6つある小さな円のひとつが突如輝きだし、強烈な光を放出すると、どこからか声が…
言われた場所にたどり着くと、大きな切り株の真ん中に剣が突き刺さっていました。 なんだか不思議な感じのする剣です。魔力を感じるような・・・。 調べてみようと近づいたところで、後ろから声がしました。 「ありゃ、先客だ」 振り返ると、見知らぬ男女と…
グリダニアから中央森林側に出てすぐの所に、バノック練兵所があります。 グリダニアを守る2つの部隊、神勇隊(しんゆうたい)と鬼哭隊(きこくたい)の合同訓練施設で、主に新兵の指導が行われています。 グリダニアを囲む広大な黒衣森には、イクサル族と…
ミューヌさんから行っておいた方がいいと言われた場所に、『弓術士(きゅうじゅつし)ギルド』もありました。 私が弓を持ち歩いているのを見てのアドバイスでしょう。 外の世界に出るため、戦う術として弓を選んだのは、単に身近にあったからであり戦闘も自…
昨日駆けずり回っていろいろな人と話したおかげで、ある程度このグリダニアという国のことが分かってきました。 領地は黒衣森(こくえのもり)と呼ばれる広い森林に覆われており、森の中には精霊たちが住まうのだそうです。 精霊は人々の目には見えませんが…
深い森の中で静かに佇むグリダニア。 エオルゼア三大都市国家と呼ばれるものの一つであることは知っていましたが、実際に来てみると、近代的とは真逆の印象を受けました。 緑と水車と木造建築の町。 食べるものや服装を見ても、人々の暮らしは質素なものに思…
不思議な夢を見ました。 意味の分からない夢なのに、何か大きな意味があるような。 何かが始まるような気がして、気分が高揚するような、そんな感じ。 声をかけられて目覚めると、見知らぬ男の人に話しかけられていました。 そうだ、ここはグリダニアへと向…