一連の出来事の報告に神勇隊の司令部を訪れていると、カヌ・エ・センナ様が現れ、隊士たちがざわめきました。
グリダニアでは角尊(つのみこと)と呼ばれる、精霊と言葉を交わせる人達が稀に生まれ、その中から幻術皇が選ばれる。
幻術皇は森の大精霊の声を聞き、グリダニアの政治を執り行う。
姿を見たのは初めてですが、カヌ・エ様はその幻術皇であり、現在のグリダニアの最高指導者です。
グリダニアの危機を退けたということで、一介の冒険者である私に、わざわざ感謝の言葉を述べに来たようです。
話し方からしても、とても穏やかで女性らしい方なんですね。
グリダニアでは間もなく、「大御霊祭り」という祭事があるそうです。
森の精霊たちに感謝を伝えることで、精霊たちの怒りを鎮める大切な儀式なのだとか。
カヌ・エ様は私に、その祭りの主役になってほしいと言ってきました。
グリダニアでは、とても名誉なことらしいです。
周りの隊士たちの反応からしても、かなりの大役を任された予感・・・!
ミューヌさんにいろいろ教えてもらって、変な失敗をしないようにせねばです。